火災保険①
火災や落雷などの災害による建物や家財の損害に備える保険です。火災によって生じる損害の填補を目的とする保険、つまり「火事になったときのための保険です。火災以外にも、地震や落雷、台風、雪、車両の衝突等の損害や、盗難に対する保険が付属するものもあります。(契約による)
そのため、火災保険は「火災に限定した保険」と言うよりは「家にかける保険全般」としての役割を持っています。家にかける生命保険のようなイメージです。かつては、
・火災保険(建物)
・火災保険(家財)
・傷害保険
・各種費用保険
・賠償責任保険
といった各社横並び的な保険でしたが、今の火災保険は各社が独自の商品を販売し、各々の必要に応じた保険を組み立てる、というのが多くなってきています。
・台風被害への補償
・地震被害への補償
・水害への補償
など、必要に応じて保険内容を取捨選択して組み立てるのが最近の火災保険です。今の時代は「入っていれば安心」ではなく、「どんな保険に入っているのか、補償内容はどこまでか」というところを考える時代になっています。
火災保険と一口に言っても、その契約によってカバーしている範囲・内容は大きく違います。なお、火災保険は「地震を原因とする火災による損害」や「地震により延焼・拡大した損害」については補償されません。地震被害の補償のためには地震保険を付帯させておく必要があります。