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傷害保険①

 

日常生活でのケガや国内・海外旅行中の損害に備える保険です。傷害保険と生命保険の違いは明確で、保険の適用範囲がそれぞれ異なります。傷害保険は読んで字のごとく、「傷害」を対象に保険金が支払われます。傷害とは偶然起きた事故による怪我・死亡を示すものですので、傷害保険の適用範囲に病気は含まれていません。

一方の生命保険の適用範囲は、人の生死が基準ですので病気も含まれます。傷害保険も生命保険も、それぞれ、基本的な保険部分とオプションになる保険部分とに分かれています。

傷害保険の特徴のひとつに、保険料の判断基準が業種・職種によって変わることが挙げられます。そのため一般的な生命保険のように、年齢を理由に加入を断わられることはまずありません。傷害保険は、あくまでもケガに対する補償を目的に掛けられる保険ですので、健康状態を問われることもまずありません。

傷害保険は、補償の範囲や、期間なども細かく設定できるので、より自分に適した傷害保険を必要と感じたときから必要な分だけ掛けられる、という自在性がある保険であるといえます。

傷害保険には、さまざまなオプション(特約)があります。この傷害保険特約は、各社によって呼び方(商品名)も変わってきますので、似たような商品名や区分であっても、補償される範囲を確認しておく必要があります。

例えば、ひとくちに「普通傷害保険」と言っても、補償の範囲がそれぞれの損害保険会社で扱う「普通傷害保険」によって異なります。また、最近になって、傷害保険のオプションとして「賠償責任」を含むものも増えてきました。従って、傷害保険に加入した際には、必ず傷害保険の種類や、傷害保険の適用範囲などを細かくチェックしておく必要があります。

傷害保険は税制面でも優遇措置があり、所得控除の対象にもなっていますので、確定申告をすることで、一部または全額を還付することができます。また、通院や入院によって受け取った障害保険金も非課税(一時所得)であるため、傷害保険金から所得税を差し引かれることもありません。

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