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医療・介護保険

 

■第3分野商品とは?

第3分野商品とは保険商品の分類のひとつです。

従来は以下に示す「第1分野」と「第2分野」の中間に位置するものとして、両分野に属するもの、あるいはどちらにも属さないものを分類していました。

第1分野(保険業法上の「生命保険固有分野」):終身保険、定期保険、養老保険など

第2分野(保険業法上の「損害保険固有分野」):火災保険、自動車保険など

現在の保険業法では、「第3分野」として明確に規定されています。第三分野保険の特徴として生命保険会社、損害保険のどちらもが第3分野商品の販売が可能なことが挙げられます。

【第3分野商品】

・医療保険・疾病保険(がん保険に代表される特定疾病保険など)

・介護保険

■医療保険とは?

民間保険会社の医療保険は任意加入であり、契約者の財産や所得に応じて、複数の保険会社が用意するメニューからプランを選ぶことが可能です。国や市町村などによる強制加入の「公的医療保険」とは違って民間の保険会社が取り扱っている任意加入の保険です。

公的医療保険制度での差額ベッド代や交通費、休職による収入減少分などの不足分を補助する医療保険制度のことで、第3分野の保険として分類されています。第1分野は生命保険、第2分野は損害保険として分類され、基本的には、民間の医療保険は、個人の意思で、加入や解約をすることができる保険で、TVCMで宣伝されている保険がこれに該当します。

医療保険には大きく分けて2つあります。

ひとつは保険期間が「終身」のタイプで、一生涯にわたって医療保障に備えられる「終身医療保険」です。もうひとつは保険期間が「定期」のタイプで、一定の保険期間に限り保障される「定期医療保険」です。

■介護保険とは?

公的介護保険が介護サービスなどの現物支給であるのに対し、民間の保険会社の介護保険は、現金支給である点が異なります。金銭面から介護の準備を考えると、民間の介護保険を利用することも1つの方法といえます。

公的介護保険は40歳以上に加入義務があり、保険料を負担します。介護サービスを受けるためには、介護(あるいは支援)が必要な状態であるという認定を受けるための申請が必要です。その後、調査員による調査が行われ、認定が下りると、介護状態に応じた介護サービス計画が作成され、サービスが受けられるという流れになります。ただし、介護サービスの1割が自己負担です。

一方、民間の介護保険は、任意に加入して保険料を支払います。保険期間中に一定の介護状態になると、介護状態が継続する限りは給付金を受け取れるのが一般的です。また、一定の介護状態の判断については、公的介護認定と連動しているタイプもあれば、独自に認定をしている保険会社もあります。

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